2008年11月23日日曜日

凡人が最強営業マンに変わる魔法のセールストーク

今回は営業本の3冊め。最近出版された「10年後あなたの本棚に
残るビジネス書100
で神田昌典さんが推薦していた本です。



本書で衝撃を受けるのは、冒頭で「お客が欲しいというものを、売ってはいけない」という言葉です。「えっ、折角お客さんの方からわざわざ『欲しい』って言ってきているのに売らないの?」という疑問は、誰でも思うことでしょう。しかし本書を読むと、この言葉に非常に納得させられます。

そもそも、仮にお客さんが「欲しい」と思っていても、お客さんは自分自身が欲しいものを本当に分かっていない場合が殆ど。そもそも、お客さんは口コミや広告などを通して来ていて、実際に生活でその商品を使ったことがないことが殆どということを考えれば、ある意味これは当然ですね。

その後の議論は、これまで読んだ営業の本と多少似たようなところはありますが、本著では、取るべき行動の一つ一つにその意味や意義を明確に説明しているため、「なるほど!」と思わせるところが非常に多いです。

「『私でよければ相談に乗りますよ』というアダルトな対応を取る、といった記述や、過去の経験やそれが今のセールスの姿勢や使命感にどう繋がっているのかを伝える、といった記述は、最近売れている和田裕美さんがおっしゃっていることに近いものがあり、これまた説得力があります。

営業に関するお仕事をされる方にとっては、確かに「自分の本棚に並べておきたい」1冊になるかと思います。

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