2010年1月25日月曜日

マウスピース

食いしばり対策として歯医者に作ってもらっていたマウスピース(ナイトガードというらしい)が、先週の土曜日に出来上がりました。 で、早速就寝時に装着。 ・・・何故か朝起きると頭痛。マウスピースが原因ではないかもしれませんが、とりあえず日、月と続いてます。 まぁ3、4カ月は毎日必ずやるようにとのことなので、もう少し頑張ってみますか。。

2010年1月23日土曜日

モバイルOSのプリエンプション

最近iPod touchを買いましたが、やはりすごく良いですね。

何が良いのか。やはり何といってもサクサクとした動作。私は他にも某社のモバイル端末を使っていますが、はっきり言って雲泥の差という感じ。

何がこの違いの原因なのか。それは恐らくOSの造りが根本的に違うからでしょう。iPod、iPhoneのOSは所謂ノンプリエンプティブマルチタスク、つまり同時に複数のタスクが実行されません。一方、Windows Mobileを含むWindows OS、Linux等は所謂プリエンプティブ、つまり複数のタスクを同時に実行します。(昔のWindowsはノンプリエンプティブでしたが…)

明かにプリエンプティブの方が優れているように思えますが、どうでしょう。

OS君の立場で考えると、プリエンプティブを実現するのはかなり大変。何ミリ秒単位でタスク切り替え処理が実行され、物凄いオーバヘッド。タスクを切り替えられるかどうかを制御するのも大変です。

そもそもプリエンプティブって、まだコンピュータがデカくて高価だった時代に、「皆で仲良く使いましょうね」という考えを実現するためにできた概念だと私は理解してます。それがいつの間に「パーソナル」コンピュータ (パソコン) 用のOSに使われるようになり、更にはモバイル端末にも広がりました。

一方プログラマの立場からすると、プリエンプティブを実現するのはかなり楽しいし、プリエンプティブでないOSなんてダサい。個人的には、エンジニアのこういうこだわりが、プリエンプティブなOSが半ば当たり前な現在の状況を作り出したんじゃないかと思ってます。

そもそも使う人間が一人である以上、頑張ってきちんとしたマルチタスクを実現する必要がどれ程あるのか。既存のOSを使い回したりプロセッサの進化を期待するのも良いですが、使う側が本当に必要なものは何かを見落とさないようにすることが大事ですね。

2010年1月14日木曜日

日経コミュニケーション 月刊化

「そんな雑誌知らん!」という人も多いかもしれませんが、NTTが民営化された1985年から日経BP社が月2回発行してきた『日経コミュニケーション』が、今年の5月から月刊化されるらしいですね。

私も2000年から購読していますが、当時はまだ専用線やフレームリレー、ATMなんていう通信サービスの話題ばかりだったのを覚えています。それが今となってはスマートフォンだのクラウドだのという話題が中心ですから、通信の世界も変わったものですね。一方で、未だにIMS (IP Multimedia Subsystem) なんていう話題でも盛り上がっているのを見ると、何だかホッとします。これはIMT2000の時から言ってますからね。


それが月2冊から月1冊に減るとは。表向きは「早くより深く」ということのようですが、実際のところはどうなんでしょうね?読者が減っているのでしょうか…。

2010年1月12日火曜日

大人げない大人になれ! 成毛 眞 著

昨日の日経新聞に広告が出ていたのが目に止まり、こんな本を読んでみました。

90年代のマイクロソフト日本法人の社長さんだった著者かつこのタイトルだから、よっぽどとんでもない内容だろうと予想していたんですが、意外にも(?)理路整然としていて、それでいて面白い本です。似たような内容の本としては、小倉広さんの「あたりまえだけどなかなかできない 33歳からのルール」の方が「とんでもなさ」では上を行っていたように思います。

成果を最大に上げるには、好きなことを好きなようにやる、興味があれば何でもやってみる、知らないことは強みである、目標を持ってはいけない・・・読んでいて、「そうか、それでいいのか」と、ある種の安心感を感じました。「子供」になって物事に熱中すべき。これは、私も4歳になる娘や8ヶ月の息子を見ていると、確かにその通りだと痛感します。特に娘は、興味を持ったものに釘付けになって、例えば絵本なら、まだ文字も読めないのにあっという間に全文を暗記してしまいます。「好きこそものの上手なれ」とは良く言ったものですね。

ゲーム業界の歩き方 石島 照代 著

就職活動をする学生向けに書かれた本ですが、お勉強としてこんな本を読んでみました。(^ ^;;)

前半は日本のゲーム業界を代表する面々のインタビュー、後半はゲーム会社の組織構成と、それぞれの組織で働く人たちのインタビュー、続いて著者の業界に対する考えが書かれています。恐らく著者の「コネ」なのか、元MS・現EA Sportsのマイケル・ムーアのインタビューや、私と同じ会社で働く〇〇さんも出ておりました。〇〇さん、なかなかカッコ良いこと言ってますねー。関係者は要チェックです。(^ ^;;)

就職本として考えると、この本はとてもよく出来ています。業界の動向だけでなく、若手社員が日々どのように働いているのかがよく分かります。また、給料のことや社風のことなど、普通知ることが困難な情報も満載です。必ずしもゲーム業界を推薦する訳ではありませんが (^ ^;;)、この本自体は就職活動をする学生にはかなりオススメできると思います。

2010年1月10日日曜日

食いしばり

今朝歯を磨いていたら、突然左上奥の歯の裏側に痛みを感じたので、すぐに近所の歯医者に駆け込みました。

診察の結果は、歯茎が後退してしまったことによる知覚過敏。以前から言われてはいたんですが、どうも私には歯をくいしばる癖があるようで、歯は磨り減り歯茎は後退し、挙句のはてに顎の骨も磨り減っているらしいのです…。

とりあえず寝ている間に使うマウスピースを作ってもらうことになりました…。しかし、歯科に行った3時頃の時点で頬の裏側に歯を食いしばった跡がクッキリ残っていたので、どうやら起きている間もかなり激しく歯を食いしばってしまっているようです…。よく考えてみると何となく自覚症状もあって、肩や首筋が常に凝っていたりしてました。

昔はこんなこと無かったのになぁ…。何とか直したいものです。

2010年1月6日水曜日

齋藤孝のざっくり日本史 齋藤 孝 著

先日の齋藤孝のざっくり!世界史に引き続き、今度は日本史です。

私個人の印象としては、日本史そのものよりも著者の主張の色が濃すぎます。これを読んで嫌悪感を抱く人も少なくないでしょう。

「大化の改新」や禅に対する解釈などの記述は良いのですが、「三世一身の法」に始まる土地に対する著者の考えは、ちょっと愚痴っぽいです。さらに「鎖国」に関しては、あらゆるものを「エロ」に結びつけようとしていて、はっきり言って下品。また、日本の文化全てが「鎖国」によって出来たように決めつけている記述も、ちょっとどうかと思います。「占領」に関する記述に至っては、思想的にちょっと危険とも思われるような記述もあります。

恐らくわかりやすくするためにポイントを絞ったのだと思いますが、そのポイントがかなり偏ってしまっていますね。歴史を理解するための本ではなく、あくまで歴史の一部に対する一つの意見として読むべき本だと思います。

脳に悪い7つの習慣 林 成之 著

ちょっと変わったタイトルに惹かれて、こんな本を読んで見ました。

著者は、日大医学部で博士課程を修了、マイアミ大学医学部の脳神経外科や同大学の救命救急センターに留学した後、日大病院の救命救急センター部長を務めた経験があり、北島康介さんをはじめとする北京オリンピック水泳代表にもアドバイスをしていたという人物。この経歴を見るだけでもそれなりに信憑性がありそうですが、中身も理路整然と、かつわかりやすく書かれており、著者の主張に対して十分納得のできる内容になっています。

著者によると脳に悪い習慣とは、

(1) 「興味がない」と物事を避けることが多い

(2) 「嫌だ」「疲れた」とグチを言う

(3) 言われたことをコツコツやる

(4) 常に効率を考えている

(5) やりたくないのに我慢して勉強する

(6) スポーツや絵などの趣味がない

(7) めったに人をほめない

の7つだそうです。これらの主張の根拠となるのは、脳の「自己保存」や「統一・一貫性」を求める機能の2つ。脳は本能的に「自分を守ろうとする」「統一性、一貫性が保てなくなるような情報を避けようとする」らしいです。

例えば、(3) 言われたことをコツコツやる や(4) 常に効率を考えている というのには「ええっ!?」と思ってしまいますよね。しかし、これらも上記の脳の2つの傾向で説明ができるというのが、著者の主張です。前者については「コツコツ」というような姿勢は脳の「自己保存」の傾向から、進歩がとても遅くなってしまうということ、後者については、決断や実行を急いでばかりいると、と脳の「統一性・一貫性」を好む傾向から、一つの考え方から抜けられなくなり、独創的な考え方ができなるなるということですね。

でも、実はそんなに難しいことを言っている訳ではないということが、著者のあとがきの以下の記述からわかります。

「人に興味を持ち、好きになり、心を伝え合い、支え合って生きていく。『違いを認めて、共に生きる』ことこそ、脳が望んでいる」