2008年11月12日水曜日

コミュニケーション力 齋藤孝著

実は先日の「アイディアを10倍生む考える力」を含めて5冊ほど齋藤孝さんの本をまとめ買いしていました。本日はその2冊目です。



この本の良いところは、ある意味で当たり前な一方で忘れがちな人と人とのコミュニケーションにおいて大事なことについて、夏目漱石の「坊ちゃん」や江戸時代の銭湯など、具体的かつ面白い例を挙げているのと同時に、最近の流行とも言えるマインドマップに似た手法を独自に提案するなど、実用的なところです。

コミュニケーションにおいて「沿いつつずらす」ことなど、同氏の「質問力」等と内容が重複しているところもありますが、「ネガティブな意見を言っている暇があったら、アイディアを出せ!」という著者の意見には私個人的に大いに賛成しています。古本屋に行けばタダ同然で手に入る本ということを考えると、お勧めできる1冊です。

0 件のコメント: