あの大前研一さんが翻訳本「ハイ・コンセプト」を出されていますが、今回私は原書で読んでみました。
本書では、High ConceptとHigh Touchという二つの概念の重要性が述べられています。High Conceptというのは、芸術的センスだとかパターンや機会の認識など、High Touchというのは、共感したり相互の理解を深めたりすることのことをそれぞれ指します。いずれもこれまでのビジネスではあまり必要とされてこなかった概念ですね。
中国やインドなどアジア諸国の台頭で、たとえば風呂桶も単にお湯を貯めておくことができるだけではダメで、人を惹きつけるデザインが求められているなど、普通に頭や体を使うビジネスではもう対等に争うことはできない時代になってきているとのこと。要は、左脳時代から右脳時代に移り変わりつつあるという感じですかね。昨今ではシンクロニシティやU理論なんていう概念も出てきているので、その辺りを理解しているとスッと読める本なのではないかと思います。
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