2010年3月30日火曜日
クジラとイルカ
しかし、双方の言い分を聞いていると、全く解決する気がしません。双方の言い分が完全な「主観」に基づいているからです。
「イルカを食べるのは日本の食文化だ」、「賢いイルカを殺すなんて可哀想だ」。どちらも言っている人たちにとっては正しいかもしれませんが、私にはどちらも理解できません。
よくある別の主張として「牛や豚は食べているのに、何でクジラやイルカはダメなのか?」というのがあります。私なりにこれに答えるとすると、「野生の」牛や豚を食べることがなくなったように、「野生の」クジラやイルカは食べるべきではない、という理由があげられます。
しかし、これを厳密に「野性・天然のものは一切ダメ」と捉えると、他の魚も全て養殖だけ、ということになります。天然の松茸とかも食べちゃダメ。原油や石炭等の天然資源も取っちゃダメ。究極的には、空気も吸っちゃダメ、ってことになりますね…。
うーん、やっぱりどうやっても解決しそうにありません…。
2010年2月28日日曜日
日経電子版の値段
確かに高いですが、個人的な意見としては、正直まぁ妥当なところではないかと思っています。
理由はというと、、、
1. 日経の読者層には相当な高所得層が多く、この層の多くは便利になれば金に糸目を付けない。(+月1000円はまぁ妥当)
2. 現在日経を読んでいない層は、電子板になったところで読まない。お金を払わなくてもある程度の質の情報は簡単に手に入る。電子版onlyの値段をあまり安く設定したところで、新たな読者の獲得は困難だし、日経のプレミア感が失われて、既存の広告主を失う恐れもある。(電子版onlyで4000円もまぁそんなもん?)
3. そもそも日経には競合がいないに等しいので、頑張って値段で差別化する必要性が低い。
といったところでしょうか。
まぁ色々な見方はあるかとは思いますが、深刻なデフレが進む世の中で、自分達の強みを理解した上で、ビジネスの継続性を熟慮した上での価格設定だと個人的には思います。
ちなみに私は日経電子版には全く興味なし。米国版のWall Street Journalの電子版を取ってますが、こちらもかなり高いのでそのうち止めるかも…。(^ ^;;)
2010年2月21日日曜日
トヨタという会社
トヨタのリコールで大騒ぎになっていますね。いよいよアメリカの議会に社長が呼び出しを食いました。
一体トヨタはどうしてしまったのでしょうか。
トヨタと言えば「カイゼン」。トヨタのカイゼンと言えば、アメリカのビジネススクールの教科書やケーススタディにも出てくる、世界的なベストプラクティスです。
この「カイゼン」は、社員一人ひとりが日々必ず何かを改善していかなくてはならないという「文化」。トヨタの低コストや高品質は、まさにこの社員一人ひとりの取り組みからできたのだと思います。
一方、豊田喜一郎が創業したこの会社、豊田家が長期に渡って経営に携わってきたことが社内の求心力になってきたことは確かでしょうけど、その経営手法が世界的に認められているかというと、正直 “Who is Toyoda?” という感じでしょう。
そんな中で現在社長を務める豊田章男氏。この不況を創業家の求心力で乗り切るという意図らしいですが、社員が置き去りになっています。しかもこの章男氏、アメリカのビジネススクールを卒業した後投資銀行に勤務して、その後トヨタ入社。投資銀行からトヨタに入る意味が私には全くわかりません。「俺豊田家の長男だし、トヨタ入っとけばいずれ社長になれるだろう」という下心が透けて見えます。案の定、リコール問題よりダボス会議優先。社員としてみれば、「こんな会社でやってられっか!」という感じでしょう。そもそも世界的に見れば、これだけの規模の上場企業の社長が半ば世襲のような形で決められているという事実だけで Unbelievable です。
今回のリコール、一番かわいそうなのはトヨタ社員ですね。
事態の収拾には、社長辞任しか無いでしょう。
開発哲学の大転換@パナソニック
久しぶりの書き込みになってしまいました。
先日の日経新聞によれば、パナソニックでは最近開発哲学の大転換を行っているらしいです。何でも「何があればより便利か」から「何があれば十分か」に転換するとか。
これって実はパナソニックに限らず、多くの先進的な企業で行われていると思うのは私だけではないでしょう。私の身近なところでは、Googleがまさにその1つですね。あのChrome OSを見たときは衝撃でした。本当に必要最低限しか無い。インドのTata Nanoも衝撃的でした。
でもパナソニックの転換はまだまだこれからかもしれません。最近ディーガを買いましたが、機能がてんこ盛りでもうグチャグチャ。しかも遅くてよく止まります・・・。頑張れ、パナソニック!
2010年1月25日月曜日
2010年1月23日土曜日
モバイルOSのプリエンプション
何が良いのか。やはり何といってもサクサクとした動作。私は他にも某社のモバイル端末を使っていますが、はっきり言って雲泥の差という感じ。
何がこの違いの原因なのか。それは恐らくOSの造りが根本的に違うからでしょう。iPod、iPhoneのOSは所謂ノンプリエンプティブマルチタスク、つまり同時に複数のタスクが実行されません。一方、Windows Mobileを含むWindows OS、Linux等は所謂プリエンプティブ、つまり複数のタスクを同時に実行します。(昔のWindowsはノンプリエンプティブでしたが…)
明かにプリエンプティブの方が優れているように思えますが、どうでしょう。
OS君の立場で考えると、プリエンプティブを実現するのはかなり大変。何ミリ秒単位でタスク切り替え処理が実行され、物凄いオーバヘッド。タスクを切り替えられるかどうかを制御するのも大変です。
そもそもプリエンプティブって、まだコンピュータがデカくて高価だった時代に、「皆で仲良く使いましょうね」という考えを実現するためにできた概念だと私は理解してます。それがいつの間に「パーソナル」コンピュータ (パソコン) 用のOSに使われるようになり、更にはモバイル端末にも広がりました。
一方プログラマの立場からすると、プリエンプティブを実現するのはかなり楽しいし、プリエンプティブでないOSなんてダサい。個人的には、エンジニアのこういうこだわりが、プリエンプティブなOSが半ば当たり前な現在の状況を作り出したんじゃないかと思ってます。
そもそも使う人間が一人である以上、頑張ってきちんとしたマルチタスクを実現する必要がどれ程あるのか。既存のOSを使い回したりプロセッサの進化を期待するのも良いですが、使う側が本当に必要なものは何かを見落とさないようにすることが大事ですね。
2010年1月14日木曜日
日経コミュニケーション 月刊化
「そんな雑誌知らん!」という人も多いかもしれませんが、NTTが民営化された1985年から日経BP社が月2回発行してきた『日経コミュニケーション』が、今年の5月から月刊化されるらしいですね。
私も2000年から購読していますが、当時はまだ専用線やフレームリレー、ATMなんていう通信サービスの話題ばかりだったのを覚えています。それが今となってはスマートフォンだのクラウドだのという話題が中心ですから、通信の世界も変わったものですね。一方で、未だにIMS (IP Multimedia Subsystem) なんていう話題でも盛り上がっているのを見ると、何だかホッとします。これはIMT2000の時から言ってますからね。
それが月2冊から月1冊に減るとは。表向きは「早くより深く」ということのようですが、実際のところはどうなんでしょうね?読者が減っているのでしょうか…。
2010年1月12日火曜日
大人げない大人になれ! 成毛 眞 著
昨日の日経新聞に広告が出ていたのが目に止まり、こんな本を読んでみました。
90年代のマイクロソフト日本法人の社長さんだった著者かつこのタイトルだから、よっぽどとんでもない内容だろうと予想していたんですが、意外にも(?)理路整然としていて、それでいて面白い本です。似たような内容の本としては、小倉広さんの「あたりまえだけどなかなかできない 33歳からのルール」の方が「とんでもなさ」では上を行っていたように思います。
成果を最大に上げるには、好きなことを好きなようにやる、興味があれば何でもやってみる、知らないことは強みである、目標を持ってはいけない・・・読んでいて、「そうか、それでいいのか」と、ある種の安心感を感じました。「子供」になって物事に熱中すべき。これは、私も4歳になる娘や8ヶ月の息子を見ていると、確かにその通りだと痛感します。特に娘は、興味を持ったものに釘付けになって、例えば絵本なら、まだ文字も読めないのにあっという間に全文を暗記してしまいます。「好きこそものの上手なれ」とは良く言ったものですね。
ゲーム業界の歩き方 石島 照代 著
就職活動をする学生向けに書かれた本ですが、お勉強としてこんな本を読んでみました。(^ ^;;)
前半は日本のゲーム業界を代表する面々のインタビュー、後半はゲーム会社の組織構成と、それぞれの組織で働く人たちのインタビュー、続いて著者の業界に対する考えが書かれています。恐らく著者の「コネ」なのか、元MS・現EA Sportsのマイケル・ムーアのインタビューや、私と同じ会社で働く〇〇さんも出ておりました。〇〇さん、なかなかカッコ良いこと言ってますねー。関係者は要チェックです。(^ ^;;)
就職本として考えると、この本はとてもよく出来ています。業界の動向だけでなく、若手社員が日々どのように働いているのかがよく分かります。また、給料のことや社風のことなど、普通知ることが困難な情報も満載です。必ずしもゲーム業界を推薦する訳ではありませんが (^ ^;;)、この本自体は就職活動をする学生にはかなりオススメできると思います。
2010年1月10日日曜日
食いしばり
診察の結果は、歯茎が後退してしまったことによる知覚過敏。以前から言われてはいたんですが、どうも私には歯をくいしばる癖があるようで、歯は磨り減り歯茎は後退し、挙句のはてに顎の骨も磨り減っているらしいのです…。
とりあえず寝ている間に使うマウスピースを作ってもらうことになりました…。しかし、歯科に行った3時頃の時点で頬の裏側に歯を食いしばった跡がクッキリ残っていたので、どうやら起きている間もかなり激しく歯を食いしばってしまっているようです…。よく考えてみると何となく自覚症状もあって、肩や首筋が常に凝っていたりしてました。
昔はこんなこと無かったのになぁ…。何とか直したいものです。
2010年1月6日水曜日
齋藤孝のざっくり日本史 齋藤 孝 著
先日の齋藤孝のざっくり!世界史に引き続き、今度は日本史です。
私個人の印象としては、日本史そのものよりも著者の主張の色が濃すぎます。これを読んで嫌悪感を抱く人も少なくないでしょう。
「大化の改新」や禅に対する解釈などの記述は良いのですが、「三世一身の法」に始まる土地に対する著者の考えは、ちょっと愚痴っぽいです。さらに「鎖国」に関しては、あらゆるものを「エロ」に結びつけようとしていて、はっきり言って下品。また、日本の文化全てが「鎖国」によって出来たように決めつけている記述も、ちょっとどうかと思います。「占領」に関する記述に至っては、思想的にちょっと危険とも思われるような記述もあります。
恐らくわかりやすくするためにポイントを絞ったのだと思いますが、そのポイントがかなり偏ってしまっていますね。歴史を理解するための本ではなく、あくまで歴史の一部に対する一つの意見として読むべき本だと思います。
脳に悪い7つの習慣 林 成之 著
ちょっと変わったタイトルに惹かれて、こんな本を読んで見ました。
著者は、日大医学部で博士課程を修了、マイアミ大学医学部の脳神経外科や同大学の救命救急センターに留学した後、日大病院の救命救急センター部長を務めた経験があり、北島康介さんをはじめとする北京オリンピック水泳代表にもアドバイスをしていたという人物。この経歴を見るだけでもそれなりに信憑性がありそうですが、中身も理路整然と、かつわかりやすく書かれており、著者の主張に対して十分納得のできる内容になっています。
著者によると脳に悪い習慣とは、
(1) 「興味がない」と物事を避けることが多い
(2) 「嫌だ」「疲れた」とグチを言う
(3) 言われたことをコツコツやる
(4) 常に効率を考えている
(5) やりたくないのに我慢して勉強する
(6) スポーツや絵などの趣味がない
(7) めったに人をほめない
の7つだそうです。これらの主張の根拠となるのは、脳の「自己保存」や「統一・一貫性」を求める機能の2つ。脳は本能的に「自分を守ろうとする」「統一性、一貫性が保てなくなるような情報を避けようとする」らしいです。
例えば、(3) 言われたことをコツコツやる や(4) 常に効率を考えている というのには「ええっ!?」と思ってしまいますよね。しかし、これらも上記の脳の2つの傾向で説明ができるというのが、著者の主張です。前者については「コツコツ」というような姿勢は脳の「自己保存」の傾向から、進歩がとても遅くなってしまうということ、後者については、決断や実行を急いでばかりいると、と脳の「統一性・一貫性」を好む傾向から、一つの考え方から抜けられなくなり、独創的な考え方ができなるなるということですね。
でも、実はそんなに難しいことを言っている訳ではないということが、著者のあとがきの以下の記述からわかります。
「人に興味を持ち、好きになり、心を伝え合い、支え合って生きていく。『違いを認めて、共に生きる』ことこそ、脳が望んでいる」
2009年12月28日月曜日
齋藤孝のざっくり!世界史
最近歴史が流行っているらしですね。何でも山川出版の「もういちど読む山川日本史/世界史」がもの凄く売れてるとか。なつかしいですね。高校時代に山川出版の教科書使ってましたよ。
で、早速本屋で手に取ってみたんですが、なんだかあまりに「教科書」っぽくてちょっと断念・・・。代わりにこんな本を読んでみました。
何より「ざっくり」というのが良いですね!
この本、世界史そのものというより、歴史に対する著者の解釈の色が濃いです。著者の世界史に対する解釈は非常に鋭く、いろいろと考えさせられます。トピックとしては、帝国主義が蔓延った理由、資本主義と社会主義の関係、キリスト教とイスラム教の関係、金(Gold)に対する人の価値観、性と宗教の関係などがあり、またそれらのトピックの間の関係性についても述べられていて、世界史の全体像を掴むには最適の本になっています。
さらに、例えば資本主義と社会主義に関する議論は、現代の世の中が上手くいかない原因を考えるのにも役立ちます。人間の欲望を前提にした資本主義と、理論的に理想を突き詰めた社会主義、どちらも結局完全ではないということですね。
ただ、全体として著者の言いたいことがそのまま書いてあるという感じで冗長な記述も多く、Referenceとして何度も読み返せるような本ではありません。また、あくまで「ひとつの解釈」として受け入れるべき内容で、例えばこれから世界史を勉強する高校生が読むべきかというと、ちょっと微妙です。変な先入観が植え付けられてしまうかもしれません。
2009年12月23日水曜日
幸せに近づく コミュニケーションの処方箋 笹氣 健治 著
久々になりましたが、『「やる気」のある自分に出会える本』の著者である笹氣さんの本をご紹介します。
本書では、会社で働く上でぶつかるコミュニケーションに関する様々な悩みに対する対処方法が、相談への回答という形で述べられています。一つ一つの回答に対して、最後にポイントが完結にまとめられていて、非常にわかりやすい本です。
本書を通して、悩みに直面した場合にはまずその原因を冷静に分析することを著者は薦めています。なぜ自分が悩んでいるのか。コミュニケーションの相手はなぜ自分を悩ませるのか。そして多くの場合、それは気持ちの持ちようの問題だったり、割り切る意外に仕方のないことだったりします。結果として、特に行動を起こさなくてもこの本を読むだけで問題の大部分は解決できるかもしれません。もちろん気持ちの持ち方や割り切りはそんなに簡単ではありませんが。
ちなみに私はこの本を古本で買ったのですが、表紙裏に著者のサインが入っていました。少し得した気分です。何か悩みにぶつかった時のために大事に取っておくことにします。(^ ^;;)
2009年12月15日火曜日
事業仕分け 評価者のコメントより
「いかに芸術文化といえども数百億円の国費を投入する以上、いつの時点で投入額をゼロにできるのか、見通しを示せなければ厳しい評価をせざるを得ない。」
・・・勢いだけで出ている発言が多すぎる。もっと頭使って発言して欲しい。この発言が受け入れられるんだったら、将来税金はゼロになるということですよ。
与党議員のみなさんへ
「いかに国会議員と言えども多額の国費を給与として支払う以上、いつの時点で投入額をゼロにできるのか、見通しを示せなければ厳しい評価をせざるを得ない。」
きっと日本はもうダメだ・・・
例の事業仕分けで、芸術文化関係の予算が大幅に削減されるという方向性が打ち出されたのを受けて、俄かに反対運動が起きており、私も微力ながら賛同しています。賛同と言っても、メールで反対意見を投稿しただけですが。
しかし、そもそもこの電子メールでの意見受け付け、国民をバカにしているとしか思えません。電子メールなんかで不特定多数から受け付けているという時点で、公正に意見を集めることは不可能。また、電子メールという手段は、全国民に対して平等に与えられたものではない。さらに、何のための国会議員なのかがすっかり忘れ去られている。きちんと頭を使って考えているとはとても思えません。迷走の極みです。
自民党政権もどうしようもなくダメでしたが、民主党もダメですねぇ。そもそも日本が今後どうなっていくべきなのか、全く見えないですからね。そんな中では、国会議員が支持者に媚びを売って自分の身分を確保することだけしか見えなくなるのも、当然な流れなのかもしれません。
2009年12月12日土曜日
大丈夫か?日本 その3
何だか最近(前からか?)おかしな議論が多いですね。
まず、噂の子供手当。所得制限を設定するかしないかで議論となっていますが、これどうなんでしょう。
「鳩山さんのお子さんは子供手当いらないでしょう」確かにそうかもしれません。でも、そもそも子供手当の目的って何でしたでしょうか?
確か少子化対策じゃなかったかなぁ。問題なのは、経済的に余裕がある人も無い人も同様に子供を持たなくなっていることですよね。
一方、所得制限とか扶養控除は何のためにあるか?もちろんこれは、経済的に余裕が無い人とある人の税負担のバランスをとるためです。
そもそもお金だけで少子化対策ができるとは思えませんが、少なくともこの辺に対するきちんとした説明が無いと、良い結論は出ないのではないでしょうか。
次に、新型インフルエンザ対策。何でも「高校生にはワクチンが優先で提供されるのに、浪人生には提供されず不公平だ」と言っている人がいるらしいですね。
そもそもなぜ高校生が優先されるのでしょうか?
受験を控えてるから?確かにそう言っている人は多いですが、そもそも受験は義務ではないので、これはおかしな話です。
考えられるのは、年齢が若いので重症化のリスクが高いことと、集団生活を送っていて感染のリスクが高いことくらいでしょう。なので、浪人生は全く当てはまりません。
本質を見失った安易な妥協がされないと良いのですが・・・。
2009年12月9日水曜日
大丈夫か?日本 その2
この事業仕分け、「不要なものはすべて削減」なのであれば、国会議員だって半分は不要でしょう。極端な話をすれば、国民全体が原始時代の生活に戻れば良いという話になります。
何のための事業仕分けなのか?何のための政治なのか?
高い給料をもらってる政治家の皆さんには、その辺をきちんと考えてもらわないと。
蓮舫議員が注目されてますが、ビジョンや解決策を示さず文句を言うだけなら簡単です。(まぁそもそも事業仕分けの議論は、それ以前にレベルが低すぎて話になりませんが)
そもそも国の財政が厳しいのは、これまでの政府と政治家が悪かったためであって、国民は何も悪くありません。配分すべきところに予算を配分できておらず、配分する必要の無いところに多額の予算が配分されている。明らかに政府と政治家の失敗ですね。
「少なくとも、もし国からの支援が打ち切られましたら、山形交響楽団も東京交響楽団も、そして多くのオーケストラが確実につぶれます!!!!!」(飯森先生のHPから引用)
さて、大事なのは一体何でしょう???
2009年12月8日火曜日
大丈夫か?日本。
何だか久しぶりのエントリになりました。
ところで、事業仕分けによって芸術文化分野の予算縮減が相次いだことに対して、ピアニストの中村弘子さんは「お金をかけるとすぐに経済効果を期待する感覚があるが、芸術文化は人間そのものを育てるというもので、時間がかかる」と指摘したらしいですね。
芸術分野にまで経済効果を求めるというのは、何とも悲しい話です。そもそも、経済が発展したらその先に一体なにがあるんでしょうか?本当に国民は幸せになれるんでしょうか?
また、都知事が「スパコンは世界一じゃなきゃダメ、二位じゃ意味がない」と発言しましたが、じゃあ世界一になったらどうなるんでしょうか?(そもそもスパコン日本勢の後退は近年顕著なので、二位どころか十位以内も困難だと思いますけどね・・・)
何か大事なものが見失われているように感じます。
2009年11月11日水曜日
流れる星は生きている 藤原 てい 著
今回は、嫁さんが近所の図書館で借りてきたこの本をご紹介します。
本書は、第二次世界大戦終盤(恐らくソ連参戦時)に満州新京を立ち退きを命ぜられたことをきっかけに、日本の実家まで引き揚げてくる過程を綴ったものです。夫と離れ離れになりながら3人の子供を連れてなりふり構わず生きる様からは、生きることの大切さを痛感させられました。そして、極限状態に置かれた人の様々な本性から、人間の本質でが垣間見られたような気がします。
決して、単なる昔の話ではありません。混沌とした現代にも通じる何かが読み取れる本です。そして、これはノンフィクションです。戦中戦後の壮絶な状況の中、著者とその子供3人、そして著者の夫が全員生き残ったこと、瀕死の息子を助けた朝鮮の医師など、まるでテレビドラマのような話ばかりですが、これらが全て実際の話であるということが、本書を読む価値を高めています。
是非一読されることをお勧めします。

