2009年9月7日月曜日

新潟シベリウス

今日は新潟で昨日と同じプログラム。昨日の興奮が冷めやらぬという感じで、疲れも若干残り気味でしたが、本日も素晴らしいコンサートとなりました。

東京駅でソリストの皆さんや大友先生を発見。大友先生は灰色のジャケットにサングラス姿で、ジャケットは普段練習の時に着てこられる黒のものと同じタイプでした。やっぱり外見にはいろいろと気を使ってらっしゃるのでしょうね。(^ ^;;)

新幹線に乗り込み、弁当を食べたり楽譜を見たりしていたら、2時間ほどで新潟。タクシーでホールに駆けつけると、既に発声練習が始まっておりました。

その後息つく暇もなくゲネプロ。同じプログラムの二日目ということもあり、ソロとコーラスが入る部分だけを1時間程で通して終了。たった30分の休憩時間に着替えを済ませ、ダメ出しの後本番。今回のプログラムはコーラスが歌う部分は少ないものの、最初から最後まで舞台の上だったので、ゆっくりできる時間が全くありませんでした・・・。

で、肝心の演奏ですが、新潟のメンバーは二か月前から練習を開始してきちんとオーディションもやったということで、コーラスはそれなりの気持ちが入ったものになったのではないかと思います。(東京のメンバーと比較してどう、という話ではないですが・・・)

また、劇音楽「テンペスト」では、テノールのニアル・コレルさん演じるステファノーが酒を飲みながら歌うという場面があるのですが、昨日は小さなウイスキーボトルを持っていたところ、今日は新潟を意識してか、日本酒瓶のようなものを持っていました。しかも、本来フィンランド語で”Kippis!” (乾杯) と叫ぶところを、日本語で”Kanpai!”と言ってました。何とも粋な演出です。

しかし、今回のフィンランド人の皆さん、歌の実力は凄いですが、見た目が非常に素朴で優しそうな感じで、個人的には非常に親しみを覚えました。我々日本人は「欧米人」と一括りにしがちですが、素朴なフィンランド人と、悪く言えば自分のことしか考えない (良く言えばIndividualityが高い) アメリカ人とは、やはり全く別の国民性を持っています。もちろんアメリカ人も千差万別で、素朴な人は素朴ですが・・・。でも、最近の都会の日本人が忘れてしまっているものを彼らは持っていると感じました。見習わなければ・・・。

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