2009年9月16日水曜日

30日でキャリアアップする本 ゲイリー グラポ 著

MSに転職して半年。学生から社会人になった時と比べると、良い意味でのフレッシュな気持ちが、既に減りはじめているような気がするので、ちょっとこんな本を読んでみました。(別にまた辞めようと思っている訳ではありません。念のため。^ ^;;)



シンプルでとても読みやすい一方で、なるほどというような内容がちりばめられています。例えば、月並みかもしれませんが、人に褒められるために仕事をするのではなく、自分のやりたいことをすべきと筆者は主張しています。小さいころから「解答」に書かれた答えを出すことを期待され、その通りに答えることが良しとされてきた日本人にとっては、この点は重要ですね。また、上司に気に入られることばかり気にしている人を過去に何人も見てきましたが、本当の意味での「キャリアアップ」はそんなことでは得られないということも、再確認させられた気がします。
#外務省の幹部候補たちは、麻生クンが外務大臣になった時に、一斉にマンガを読み漁ったらしいですね・・・。作り話のようですが、私の経験から判断すると、きっとこれは本当です。(^ ^;;)

一方で、良きキャリアの相談相手を持つことも著者は薦めています。何事もそうですが、頭で考えているだけではなかなか解決できないような事でも、人に話してさらにフィードバックを貰うというプロセスを経ると、簡単に解決したりするものですよね。著者は、キャリアの相談相手はお金を払ってでも確保すべきとまで言っています。

ところで、これはアメリカ人の書いた本ですが、意外に日本の事情にもぴったり当てはまる内容になっています。アメリカというと、企業に就職しても簡単にクビになるという印象がありますが、実はそんなことはない(いや、法律が日本と違ってクビを切ることを許しているので、酷いところに行くと簡単にクビになることはあるでしょうけど・・・)。アメリカもちょっと前まで終身雇用が前提だったんですよね。

さっと読める内容なので、気が向いた方は(?)手に取ってみると良いかと思います。

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