2009年9月6日日曜日

日本・フィンランド修好90周年とシベリウス

今日は東京オペラシティーでのシベリウス公演。何とこれは日本・フィンランド修好90周年記念のイベントで、フィンランド大使館も後援してます。ソリストにも4人のフィンランド人を迎え、フィンランドきっての作曲家シベリウスの名曲を演奏。指揮者は東京交響楽団常任指揮者の我らが(?)マエストロ大友。何でも大友さんは日本で最もシベリウスの曲を取り上げている指揮者らしいです。

一方、会場の東京オペラシティーは、私自身約10年ぶり。一昨日・昨日とオケとの合わせがあったミューザ川崎もよく響くホールですが、横幅の狭いオペラシティーのタケミツメモリアルホールは、それよりも数十パーセント増しという感じ。それにしてもこんな良い環境で歌えるとは、本当に恵まれています。

1曲目はフィンランドの第二の国家と言われる「フィンランディア」。本当に良い曲。ロシアの圧政に苦しめられながらも、自国を取り戻したフィンランド人の愛国心の片鱗を感じました。

#「君が代」を歌うか歌わないかで小競り合いしている日本人が、本当に情けなくなりました…。(-_-;;;)

その後オーケストラの「悲しきワルツ」組曲「カレリア」が続き、休憩。今回はコーラスも演奏会を通してずっとステージ上なので、ちょっと疲れる反面全ての曲が聴けてちょっとオトク、と思いきや・・・

休憩後、合唱団・オーケストラ共にステージに上がって、あとはマエストロ大友を待つばかり、というタイミングで、客席の誰かが「こんな曲目、きちんと説明してくれないとわからない」というような訳のわからんことを大声で発言・・・。あぁ、何で最近の日本人にはこういう頭のおかしい人が増えてしまったのだろう・・・。場の雰囲気をわきまえず身勝手な行動。この日のためにソリストはわざわざフィンランドから来日しているというのに、どこかから来た馬の骨ともわからんアホが吠えたおかげで、それまでに高まってきていた客席の雰囲気も台無し・・・

・・・と思いましたが、さすがそこはプロが提供するコンサート。ステージマネージャが絶妙な間を取った後、マエストロ大友がいつにも増して笑顔で登場。一気に会場の雰囲気を取り戻しました。で、何事もなかったのように、劇音楽「テンペスト」の演奏を開始。まぁお客さんは高いお金を払っていらしてくださっているので、きちんとやるのは当然と言えば当然ですが。

でも吠えたアホも一応チケット買って来てるハズなんですよね、、、きっとストレスか何かで頭がどうかしてしまっていたんでしょう・・・。最近は通勤電車の中とかにも、こういう人いますよね。本当に今の日本はどうかしてると感じます・・・。

演奏の方は、コーラスはまずまずでしたかね。ソリストはさすがフィンランドのトップクラスの歌い手だけあって、もう素晴らしいとしか言いようが無いです。感動。

さて、明日 (もう今日だ) は新潟で同じプログラム。早く寝て明日に備えないと・・・。(^ ^;;)

1 件のコメント:

ぼたん さんのコメント...

お疲れさまです。今頃は新幹線の中?
記念すべきコンサートに出演できて、嬉しかったです!
今日は新潟のお客様にも良い音楽を届けてきてくださいね。