2009年3月3日火曜日

はてしない物語 ミヒャエル・エンデ著

先日の「モモ」がかなり面白かったことと、妻や友人に薦められたこともあって、今度はこの本を読んでみました。





名前の通りひたすら長いですが、本の世界にすっかり引き込まれて、全く飽きることなくあっという間に読んでしまいました。ある小さな物語から別の物語へと次々に展開していく一方で、全体でも大きな「物語」になっていて、読み応えのある本です。また、舞台となっているファンタージエンは「不思議な」ものばかりで、かなり想像力をかき立てられます。

この物語の中でエンデは、少年バスチアンの不思議な経験を通して、「夢」「希望」や「愛」はどうあるべきかを暗示しています。やはりその中で最も重要なのは「愛」でしょうか。もちろんこの「愛」は男女の間のものではありません。この物語では家族の「愛」。辛い時や苦しい時、最後に受け止めてもらえる場所としての「愛」、という感じでしょうか。私自身の経験からも、このことには強い共感を覚えます。

私が書くまでも無いですが、おススメの本です。

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