2009年5月3日日曜日

仕事は楽しいかね? デイル ドーテン著

早いもので、新たな職場に入ってもう1ヶ月。毎日それなりに充実してはきていますが、本人の裁量が大きい今の職場では、自分で仕事を楽しめるようでなくてはならないのかなぁと思い、今回は有名なこのシリーズを読んでみました。



本書では、日々仕事に追われる主人公が、老人からさまざまなアドバイスを受ける様子が物語風に語られています。シリーズ第1作目のこの本で気になったのは、まず「今日の目標は明日のマンネリである」という刺激的な(?)主張。「明日は今日と違う自分になる」という目標を持てば必ず成長するとのこと。私はどちらかというと、ひとつの目標に向かってじっくり進むタイプですが、それが仇になって行き詰ることもしばしば。でもそんな時、「例えばいつもあまり話さないと今日は話してみよう」と思って実際に話してみると、それまで悩んでいたことの解決策が見つかるということもよくあります。毎日新鮮な感覚で仕事する事って確かに大事ですね。それを積み重ねれば早く成長できるというのも頷けます。

また、本書では「完璧より良くありたい」と思うようにすべき、ということも述られべています。「完璧なものなんて存在しない」とは良く言いますが、ともすれば「だからそんなに向上を求めなくても良い」という妥協にも繋がりがち。でも、そういう妥協を一度してしまうと、向上心はどんどん失われていき、仕事に対する面白さも感じなくなってくる。逆に、常に上を目指すことで、視野は広まって仕事も面白くなる、って感じでしょうか。

さらに、「宇宙がくれる素晴らしいアイデアに心を開くべき」とのこと。何か「シンクロニシティ」「出現する未来」などで触れられているU理論にも似ていますが、ここではそんなに難しいことではなく、「アイデアは常にまぐれ当たり」という言い方で、何か読み手を安心させてくれるような気がします。ただ、「常に新しい考えを試みる」という努力なしではダメ、ということにもきちんと触れられていました。(^ ^;;)

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