2009年5月3日日曜日

仕事は楽しいかね? 2 デイル・ドーテン 著

続けてシリーズ2作目。



今度は「私」が中間管理職として抱える悩みに対して、マックス老人がいろいろとアドバイスをしていくという設定。まず最初に気になったのは、「どのようにしてお役所的な仕事と戦うべきか」という言葉。「お役所的」と言っていますが、きっとこれは上司と部下が形式だけの関係になってしまっているようなシチュエーションを想定しているのだと思います。そして、それへの回答は、上司が「指示ではなく信頼する」ということ。また、本物の上司・部下が持つものとして、「自由」「変化」「チャンス」の3つが挙げられています。枠にはまることなく自由かつ前向きな関係という感じでしょうか。私の今の上司はとりあえずこの3つを持っているようなので、後は私が如何にそれに答えるかにかかっているのかもしれません。

また、仕事を選ぶときの姿勢として、「この仕事で今より幸せになれるか」ということを自分に問いかけるべきとのことです。仕事にも寄るかもしれませんが、最終的に人を幸せにする仕事には、まず自分がそれをやることで幸せになれることが必要、ってことなんでしょう。いやいや仕事をされたら、その結果を受け取る側としても嫌ですし、特に最近はそういうところで仕事の評価が分かれることも多いですよね。

最後に、仕事を楽しくするためのコツとして、「職場から笑い声が聞こえるようにする」「ジョークの本を部署に揃えて、プレゼンにユーモアを取り入れる」なんてことも書かれていました。普段は静かな私の職場も、上司が帰国していた際は頻繁に笑い声が聞こえていました。「この上司仕事してるのか?」とも考えてしまうこともありましたが(^ ^;;)、職場から笑い声を聞こえるようにすることも立派な上司の仕事ということですね。

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