2009年7月12日日曜日

私はこうして受付からCEOになった カーリー・フィオリーナ著

HPの女性社長として有名だったあのカーリー・フィオリーナの本をたまたま本屋で見つけて、即買ってみました。



この本ではカーリーの生まれから成長、AT&Tでの破竹のプロモーション、ルーセントでの成功、そしてHPでの改革について、カーリーの行ってきた判断とその背景などが深く述べられています。文才もあるのか、小説を読むように楽しめる一冊です。また、原文のタイトル”Tough Choices”が示している通り、経営判断を含む様々なディシジョンメイキングを彼女がどのようにおこなってきたかが事細かにかかれており、自己啓発本とも言える内容です。

自分が正しいと思うことを実直に続けてきたことによって、見事に成功する。HPにヘッドハンティングされる前までの部分は、読んでいても気持ちが良いです。一方、HPとCompaqの合併以降は、いわゆる社内政治と、女性社長に対する偏見に大きな影響を受けた株安によって、CEOから更迭されてしまうという、何とも言えないキャリアの終焉を彼女は迎えています。ノンフィクションということもあり、あまり細かなやり取り等がわからないのが残念ですが、いずれにしても彼女は本当にドラマティックなキャリア・人生を送っています。

ちなみに、彼女が卒業したメリーランド大学のビジネススクールは、私も行きたかったところの一つだったんですよ。一応合格もしましたものの、悩んだ末最終的には別のところに行きましたが…。(^ ^;;)

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