2009年7月2日木曜日

マーラー「千人の交響曲」と皇太子殿下

今日はいよいよ「千人の交響曲」の本番。仕事では、午前中のミーティングで、抱えていた課題のうちの一つをクリアするつもりが、さらに大きな課題?を抱えることになりながらも、半ば現実逃避でゲネプロに合流。それでもギリギリ。

昨日のお説教(?)が効いたのか、今日のコーラスはまずまず。ステージの一番後ろで声が飛ばずに苦しんでいたソリストも、子供たちのコーラス隊の前に出て声が遠くまで届き、かなりいい感じ。

一方、外は何やら警備がもの凄いことになっていて、開場時間には何と入口に金属探知機まで設置されてました…。「VIPが来る」という話は聞いていましたが、ここまでしなきゃいけないVIPって一体誰?という感じ。

本番直前に、なんとVIPというのは皇太子殿下と各国の大使という話を楽団事務局の中塚さんが公表。なるほどそりゃ警備も厳しくなるわねー。本当は雅子さまもいらっしゃる予定だったらしいのですが、残念ながら皇室からは皇太子殿下おひとりだけ。

いよいよ本番。事前に「VIPはステージ向って右側」という話は聞いていましたが、マエストロ飯森が礼をしたこともあり、開場の全員が皇太子殿下の存在に気づき、拍手でお迎え。

なんてこともありながら、いつもの本番と同じような緊張感で演奏開始。コーラスの第一声は、まさに会心の一撃という感じ。ゲネプロで頑張りすぎて走っていたところも、本番は何とかクリア。あとは、オーケストラで何度かヒヤヒヤする所があったものの、あれよあれよという間にフィナーレ。お客さんの反応もまずまずでした。

コーラスの出来は、これまでを通しても一番良かったのではないでしょうか。オケの失敗はちょっと…という感じでしたが…。まぁ200人近い編成で、かなりの部分がエキストラ(今回だけのメンバー)だったので、なかなか難しいところはあるのかと思いますが…。(^ ^;;)

長いようで短かった約2か月の練習も、これで終了。コーラスにも今回だけの「特別団員」の方が数十人いたのですが、その人たちとはこれで最後と思うと、寂しい限りです。これだけの大曲かつ難曲に、まさに苦楽を共にして取り組んだ仲間ですから…。

とは言え、来週の金曜からはもう次の練習、そして来月15日はベートーベン第九の本番@神奈川県立音楽堂。寂しがっている時間はあまり無さそうです…。

3 件のコメント:

メゾン さんのコメント...

やっぱりそうだったんだー
当日まで知らされないもんなんだね

うっちぃの場所なんとなく
わかったよ(^o^)

匿名 さんのコメント...

うん、合唱気合はいってましたよね!

今回はよその団体混じってなかったのが、良かったのかもね!

思えば、一ヶ月前までほとんど崩壊状態でしたから、よく仕上がったもんですわ(^_^;)

さすが安藤先生ですな!

Unknown さんのコメント...

>メゾンさん
ご来場頂きありがとうございました。m(_ _)m

>匿名さん
そうですね。コーラスとして強い一体感があったと思います。あと、実はこの位の人数の方が表現し易いのかな、とも感じました。以前の演奏では全然気にも止めなかった絶妙なハーモニーにもこだわることができ、この曲の素晴らしさを改めて実感しました。