今回ご紹介するのは、女性なら誰でも知っていると言われており、パソコンをめったに触らない私の妻でさえも使っているクックパッドについて書かれた本です。
この本は、クックパッドの佐野社長が、如何に起業を志すようになり、なぜクックパッドを始めたのかから始まり、なぜクックパッドはこれ程までに普及したかについて、経営者や社内の状況、サービスの変遷とそれに対する反響を踏まえながら、「ここまでバラしてしまっていいんだろうか?」と感じるくらい詳細に述べています。佐野社長のユーザーに対するきめ細かな心配りと、それを実現するための技術的なこだわり。明確なビジョンを持ち、それに反することであれば、いくらお金になることでも絶対にやらないという強い意志。サービス開始当初はずっと赤字だったというクックパッドは、この本に書かれている多大なる努力の末、なるべくしてこれだけメジャーなサイトになったのだということを、この本を読むことによって痛感しました。
私自身、これまでのB2B (というかグループ会社相手) のビジネス領域からコンシューマー向けのビジネス領域に飛び込んできており、この本に書かれているようなことには、共感できるところも多くありました。コンシューマービジネスっていうのは、本当にちょっとしたことで結果に大きな差が出るところなんだということを、この本を読んで再認識。もっといろいろ考えなきゃいけないんだなぁ…と痛感させられた一冊でした。
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