今回の本は、資生堂で育児休業者の職場復帰支援事業を社内ベンチャーで立ち上げた後、2006年から(株)ワークライフバランスを設立してワークライフバランス組織変革コンサルティング事業を手掛けておられる小室淑恵さんの本です。
本書で小室さんが提案されていることは、「朝メール」「マルチ担当性」など、それ程に斬新なことではないのですが、メール等のITを使うというのは、なかなか組織、特に年功序列が強く残っている日本企業では、なかなか受け入れられないところです。しかし、著者はご自身の様々な経験から、それらの手法をクライアントに導入させ、実際に結果を残しておられます。本書の中で紹介されているさまざまなメソッドそのものも、取り入れられるところからどんどん実践できる内容ばかりで、非常に実践的です。(ITが苦手で「メールなんていちいち読まないので口頭で言え」という頭の固い人たちを巻き込んでいくのがひとつの大きな壁になるでしょうけど・・・)
何と小室さんは私と同い年なんですよね。そういう意味でも「私も頑張らねば・・・」と思わせる一冊でした。
2009年2月27日金曜日
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