2009年2月18日水曜日

「脳にいいこと」だけをやりなさい! マーシー・シャイモフ著 茂木健一郎訳

どの本屋にも目立つところに置いてあるこの本をようやく読みました。



この本によると、人は一日に6万個のことを考えているが、そのうち95%は前日にも前々日にも考えていたことであり、習慣的な考えの約80%がネガティブなものなのだそうです。これは驚くべき検証結果ですが、人間が野生の動物から進化したことを考えれば、当然な話。自分の身を守るために、あらゆるリスクを想定するように脳が作られていたということです。

この本で著者は、こうしたマイナス思考を如何にプラス思考に置き換えていくか、縛られている嫌な記憶をどのように「離す」か、などについて、「Mパワーマーチ」「セドナメソッド」「祈りのエクササイズ」などの具体的な方法を示しています。ちょっと怪しい?と思ってしまうようなものも多いですが、例えば「祈りのエクササイズ」のようなことは、私も大学受験の時や合唱団で指揮者をやっていたときにやっていた記憶があります。結果として、ネガティブなことを忘れることができていた気がします。

本書には、すぐに実践できることが、思いの外たくさん書いてあります。多くの人に受け入れられているのもその為でしょうか。私も放っておくとネガティブなことばかり考えてしまう方なので、本書のメソッドをどんどん取り入れてきます!

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