2008年12月30日火曜日

SEからコンサルタントになる方法 北添裕己著

いろいろあって更新がしばらく滞ってしまいました。申し訳ありません。

そもそも「SE」の定義って何?という疑問もありますが、そこからあえて「コンサルタント」になるということが本になっていること自体に興味を持ち、表題の本を読んでみました。



お客様に言われたことをやる「SE」から、ゼロから物事を考える「コンサルタント」の違いが述べられており、「契約・仕様にないことは一切やらない」という態度になりがちなSEからの脱皮を図ろうとしている人には、お勧めできる内容です。

ただ、「コンサルタントになる方法」と言っても、内容は優先順位を付けて仕事を進めることや、プロジェクトマネジメント手法などに関する記述が中心で、所謂コンサルティングで良く使われるロジカルシンキングなどは殆ど触れられていません。また、昨今ではSEにもゼロからの提案力は求められており、今更言うべきことでもないようなことも多いような気がします。

でもまぁアクセンチュア、ヘッドストロングなどコンサルティング業界でキャリアを積んできた著者が書く内容ということを考えると、ロジカルシンキングなんていう高尚なことではなく、本書に書かれたような内容が実践でも問われているということでしょうか。

2 件のコメント:

トラパパ さんのコメント...

こんにちは、著者です。
ご紹介ありがとうございます
またご縁あれば次回作にTRYする予定ですのでよろしくお願いします(拝)

Unknown さんのコメント...

こちらこそコメントありがとうございます。著者の方から直接コメントを頂けるなんて感動です。次回作、楽しみにしています!