2008年12月9日火曜日

情報は1冊のノートにまとめなさい 奥野宣之著

勝間和代さんの本をはじめ、昨今では「知的生産術」を語る本が多いですが、本日の1冊は、その中で最も原始的と言える、100円ノートでできる手法を紹介したものです。



本書ではタイトル通り、100円で買えるA5ノートに全ての情報を一元化するという手法について述べられています。時系列で情報をどんどん書き込んでいく手法は、いわゆる整理術の本にもよく書かれていますが、本書は新聞の切り抜きの貼り付け方など、かなり具体的なことまで触れており、即実践できそうです。

一方、「自分のやりたいことを巻末から逆順に記入する」という方法は、「やりたいことは書けば実現する」という「非常識な成功法則」でも述べられていることに通じるところがあります。また、「いったん問題を紙に落として、忘れる。あるいは結論する」というのは、つい先日読んだ「仕事は頭でするな、体でせよ!」や、「脳を生かす仕事術」にも共通する手法です。

著者本人も「10冊以上索引を作るのをサボって、非常にしんどかった」と書いている通り、「ノートへの索引をPC上のテキストファイルに記述して索引を作る」というのは、私もちょっと面倒だなぁ、と思ってしまいます。しかし、そうでもしないと書くだけで終わってしまう、というのは最もな話です。著者もここが「このノート術の肝」と繰り返し述べています。

恥ずかしながら、私はそもそも手帳をあまり使っていないのですが、とりあえずA5ノートを常に持ち歩いて、思いついたことや必要なことをメモする習慣をつけるというのは、私にとっても敷居の低い手法です。これから早速A5ノートを買ってこようと思います!

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