2010年7月26日月曜日

日経7/26夕刊「寄付社会をつくる」

今日は表題の記事を読んでいろいろ考えてしまいました…。

お子さんのないご夫婦が始めた寄付。その寄付も、ご主人が退職後、奥さんが病気で余命宣告を受けて、国内ばかりでなく海外へ。

察するに、お子さんは欲しかったけれども授からなかったのでしょう。昨今では子供ができないことに対して、人を逆恨みして殺人まで犯すような輩いる中、寄付なんてなかなかできるものではありません。やはり戦争の経験など、大きな苦労をされてきているからこそできることなのでしょうか。

そして奥さんに余命宣告があった後、たびたびご夫婦で海外旅行に行かれたとのこと。うーん、もはやどんな気持ちで旅行されたのか、私には想像ができません。少なくとも私だったら旅行をまともに楽しめないでしょう。でもこのご夫婦は、訪れた先の貧しい子供への寄付も始めています。何ていうか、素晴らしいとしか言いようがありません。

そして奥さんに先立たれたご主人。今でも寄付を続けていて、もはや受け取る年金の額よりも寄付が大きいとのこと。年金を受け取っておきながらも、金額が少ない少ないと文句を言う人も多い中、本当に素晴らしい。その記事には奥さんの写真の入ったTシャツを着たご主人の写真が掲載されているのですが、満面の笑みを湛えておられました。

昨今は暗い話ばかりですが、この記事には妙に胸を打たれました。私も少しは見習わなくてはなりませんね…。

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